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企業や団体、プロジェクトチームなどの組織的能力を成熟度という概念で示して、その能力水準を判定したり、能力向上を図ったりするために作られた各種リファレンスモデルの総称。基になったソフトウェア能力成熟度モデルであるSW-CMM(CMM for Software)のことを指していることも多い。 もともとは、ワッツ・S・ハンフリー(Watts S. Humphrey)教授が著した「Managing the Software Process」を下敷きに、カーネギーメロン大学のマーク・C・ポーク(Mark C. Paulk)やビル・カーティス(Bill Curtis)らが改良を加えて作られた、ソフトウェア開発能力の成熟度を測る「ソフトウェア能力成熟度モデル:SW-CMM」が元祖である(1991年発行)。 ここから派生して、システムエンジニアリングに関する「SE-CMM:System Engineeri
ハイ・パフォーマーの“知”は、移転・共有できるか?:有能プロジェクトマネージャ育成術(1)(1/3 ページ) 世の中に多くの失敗・赤字プロジェクトが存在する一方、どんな難解なプロジェクトでも成功裏に終えるプロジェクトマネージャ(PM)がいる。こうした知恵や能力を移転・共有することはできないのだろうか? 普遍的課題としての「有能者不足」 ITコンサルタントとして仕事柄、多くのIT関係者とさまざまな課題についてディスカッションをしてきたが、最も共通で、最も普遍的なものの1つが人材育成問題であり、その結果としての有能者不足の問題だ。有能者不足の悩みの事例をいくつか次に挙げる。 ■事例1 ユーザー企業A社では、情報システム部門の企画マン不足を嘆いていた。多角的な事業で構成されるこの企業は、各カンパニーにIT機能を置かず、コーポレートにその機能を少数精鋭の形で集中配置している。各カンパニーからあがっ
言葉だけが先行している感があった「ITアーキテクト」の人物像が、徐々に明確になりつつある。独立行政法人である情報処理推進機構(IPA)では“ITアーキテクト像”を明確にし、1年半をかけて「ITアーキテクトが備えるべきスキル標準」を整備してきた。2003年12月に発足したプロフェッショナルコミュニティ/ITアーキテクト委員会の活動報告から、ITアーキテクトの姿を追っていく。 ITアーキテクトらが自らの職務を総括 2003年12月、経済産業省の外郭団体である情報処理推進機構(IPA)に「プロフェッショナルコミュニティ」が創設された。プロフェッショナルコミュニティとは、ビジネスIT分野をけん引するエキスパートが会社や組織の枠を超え、日本のIT人材のレベルアップに貢献することを目的とした業種横断的なワーキンググループ。2005年5月現在、ITアーキテクト(ITA)委員会、アプリケーションスペシャリ
実用段階に入ったMDA MDAが実用段階に入りつつあります。筆者も昨年の夏、MDAを調べて解説を書いたことがありますが、あれから1年が経過してかなり実用が現実味を帯びてきています。おそらく来年にいくつかの実用的なツールがリリースされるでしょう。本記事では、MDAが実用段階に入った場合の開発スタイルとMDAのしくみを3回にわたって解説します。 MDAの概要 MDAのしくみの詳細は後の回に譲るとしてここでは、MDAを理解するための簡単な解説をします。MDA=Model Driven Architectureは、その名のとおりモデルを中心として開発を進めていく方法を提唱しています。中心となるモデルは、図1に示すとおり2階層から成り立ちます。 PIM(Platform Independent Model) プラットフォームに依存しないモデルです。プラットフォームとは、CPUやOS、ミドルウェア、言
マンデルブロー集合はコンピューターアートの草分け的存在でもある フラクタルCGの代表的な例です。フラクタルとは標語的には自己相似 な図形のことで、体内に自己全体の縮小図形を無限回持っています。 幼い頃、鏡を二つ合わせて側から中を覗くと鏡が遙か彼方まで続いているように 見えましたが、これと原理は同じです。鏡の例では内部の一方向のみに 縮小図形を持ちますが、これがいろんな方向に持つようになるとお馴染みの フラクタルな図形になります。 フラクタルの興味深い特徴は、仕組みを記述する関係(式)がとてもシンプルな ことです。高木関数などのように複雑な式を持ってフラクタルを表しても 数学的興味はなかなか持てませんが、多くは簡単な式でフラクタル性が出てきます。 鏡の例では「鏡を二つ合わせる」です。とても簡単です。マンデルブロー集合では 複素平面において「漸化式z=z^2+Cが発散しないCの集合」です。 発
皆様はじめまして。本連載を担当するビーブレイクシステムズの富岡です。Eclipse WTPという言葉をはじめて聞く方もいると思いますが、WTPはWeb Tools Platformの略であり、Web/J2EEの開発ツールと、それらを共通のインターフェースから利用できるようにするフレームワークをまとめて提供するEclipseのプロジェクトです。 開発ツールとしてのEclipseプラグインはたくさん存在している中、Eclipse WTPは何の役に立つのだろうと思った方もいると思います。そこで本連載では、「Eclipse WTPとはいったい何のか」「従来のプラグインとは何が違うのか」「これからデファクトスタンダードとして普及していくものなのか」といった観点から解説していきます。 実際に使用することにより、その機能を紹介していきますので、読者の皆様にEclipse WTPのよさが少しでも伝われば幸
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