※監督の名前は、当初本人の英語発音から「シグネ・バウメン」としていましたが、ラトビアの方から「ラトビア語発音では『バウマネ』が正しい」との指摘がありました。 そこで監督に「英語発音とラトビア語発音のどちらでの表記が好ましいか」を確認したところ、「どちらの国も自分には重要で、一方を優先したいという希望はないので、表記は任せる」との回答があり、従来表記との混乱を避けるため、「バウマネ」表記に変更することにしました。 ぶっちゃけると、とても奇怪なアニメーション映画です。劇映画ともドキュメンタリーとも違い、監督兼主人公の語りに合わせてシュールな映像が展開するというスタイルで、監督は90分弱の間ほぼ途切れなく喋り続けます。 お話は監督の一族にいる(いた)複数の若い女性精神疾患患者の生き様を語る形で進みます。時代の逆風に晒された祖母のアンナ、姉のような存在だったいとこのミランダ、美しく賢かったけど性格