皆さんは“MBA”という言葉をご存じだろうか? 日本語では「経営学修士」と訳される。企業の採用や待遇を左右する学位で、ビジネスエリートの代名詞とも言えよう。MBAコースは単なる研究機関でなく、具体的な事例から実践的なノウハウを得る「鍛錬」「リーダー育成」の場。世界の大企業経営者はMBAだらけだし、日本国内でも楽天の三木谷浩史会長、トヨタ自動車の豊田章男社長が取得者だ。 FC町田ゼルビアの津田和樹選手はそんな難関にチャレンジし、先日、青山学院大学のMBAコースを無事に修了した。現在29歳の津田選手は、国学院久我山高を卒業後にJ1清水で3年、J2甲府で1年プレー。しかし出場は4年で1試合に留まり、彼は自らが生まれ育った町田に戻る。東京都1部リーグで、Jリーグを目指して活動していたFC町田ゼルビアに加入したのが2005年のことだ。 津田選手はゼルビア入りと同時に、勉強の両立を始めた。最初の1年を
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