CALCIOおもてうら 昨シーズンのCLを一言で総括するとしたら「攻撃優位」ということになると思う。とにかくゴールが多かった。なにしろ、決勝トーナメントの全29試合中、1試合の総得点が2以下(ブックメイカー的に言うとアンダー2.5)だったのはたったの5試合、逆に全体の4割以上にも及ぶ12試合で4得点以上(オーバー3.5)が決まっている。すでにそういう印象が強かった一昨シーズンですら、アンダー2.5が9試合、オーバー3.5が11試合だったから、攻撃優位の傾向にさらに拍車がかかったことになる。 その中で、これまではあまり見られなかったけれど昨シーズンやけに目立ったのは、オープンな殴り合いのような試合。主導権が両チームの間を目まぐるしく往き来し、あるいは90分の中で一方から他方へと大きく振れて、ついさっきとはまったく力関係が逆転するような、不安定でカオティックな展開が頻繁に見られた。 リバプール
![CL戦術総括:加速する攻撃優位。「ストーミング」が生み出すカオス - footballista | フットボリスタ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/60385cce33a1e1b4e6eb90dcda2225dc80041d87/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.footballista.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F09%2Fstorming_main1.jpg)