「死んどきゃよかった」 いきなり胸をえぐられた。福島の叫びだ。 大震災、原発事故。耐えがたい苦痛を乗り越えようとしていた人々が、再び災厄にみまわれた。 その現場へ向かった私の憤りも、自問自答も、ありのままに記す。 いま何ができるか、皆さん一緒に考えてほしい。そして政治よ、いまこそ動いてほしい。 (佐久間慶介) 10月13日(日) その日テレビは、堤防が決壊し、濁流が流れ込む各地の様子を伝えていた。 長野、埼玉、福島、宮城、ほかにも…被害の全体像はどれほどだろうか。 その時、野党キャップから、クラブのメンバー全員のスマホにメッセージが入った。 「応援取材の可能性あり、各自準備を」という。 私のふだんの仕事を端的に説明すると、「立憲民主党の枝野代表の番記者」だ。 2年前に東京の報道局政治部に異動し、今は「野党クラブ」の一員である。日夜、枝野代表の動向を取材し、原稿を書く。 この週末は、台風の影
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