我々は石器時代の方が幸福だったのだろうか? ~ユヴァル・ノア・ハラリの記事より 『Were we happier in the stone age?』というタイトルで『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』の著者として知られるユヴァル・ノア・ハラリが2014年にガーディアン紙に寄稿した記事を取り上げつつ、ダーウィン的生命システムの本質的欠陥と、それに翻弄される個体の葛藤について考察する。 念の為先に言っておくが、ハラリの記事は原始的な時代の暮らしの方がマシだったため、自然に回帰すべきであるというパレオ信仰を持つものへの応援メッセージではない。 ハラリはまず、経済と幸福度の関係について触れる: 個人主義の台頭と集団主義的イデオロギーの衰退と共に、幸福は間違いなく最上の価値となっている。人口の途方もない成長と共に、幸福はこれまでにない経済的重要性も得ている。 この個人主義の台頭と集団主義的イデオロ
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