なぜ相次ぐ 介護送迎車の事故 7月27日 16時05分 急速に進む高齢化のなか、介護施設を利用する高齢者などのために運転される送迎車の交通事故についてNHKが全国の警察に取材したところ、ことしに入って少なくとも120件以上の事故が起き、10人が死亡していたことが分かりました。 死亡事故はいずれも専門の運転手ではなく介護施設の職員が送迎車を運転中に発生したということで、専門家は対策の必要性を指摘しています。 デイサービスなどを利用する高齢者にとって欠かせない送迎車両でなぜ事故が相次ぐのか、山形局の堀川雄太郎記者と、報道局遊軍の牧本真由美記者が解説します。 多発する介護送迎車の事故 厚生労働省によりますと、デイサービスを利用する高齢者は全国で年々増加、昨年度はおよそ185万人に上っています。 デイサービスなどを行う施設の多くは自力で通うことが難しい利用者のために車で送り迎えしていますが、