2015-04-14 マンションの窓から便が降ってきたと聞いて大泣きした話 私が女子高校生だった頃、あれは入学まもない1年生、15歳の時の話なんだけど、緊張と期待が入り混じる独特の空気の中、甘栗みたいな形の頭部をしたベテラン教師のすぐ隣に、私たちと同じように頬を春色にした新米教師のI先生が副担任として配属された。彼は当時23歳、海外の大学を卒業したばかりの、黒髪角刈りメガネ、すらっと整った鼻筋と薄い唇、専門科目は英語、滑舌の良すぎる喋り方、真面目で清潔感たっぷりの、エネルギッシュでフレッシュなティーチャー、という第一印象だった。そんな印象を覆すかのように、授業中に「小ネタ」を挟むさりげないユーモア性と「なつかしい小学生時代のおバカ話」を挟む庶民派お兄さん性、という戦略の甲斐あってか、I先生はちょっとした人気を博していた。治安の良くない中学校で他人を蹴落とす生死をかけたスクール・カースト・サ