クリスマスに命を絶ったマッタ・ルイーセ王女の元夫であるアリ・ベン氏。 メンタルヘルスというテーマにおいては日本と比べてオープンな国だが、自殺に関してはまだまだタブーだった。そのノルウェーの世論が、大きく変わるかもしれない。 ベン氏の自殺が公となったのは、彼の家族が死の原因を隠そうとしなかったからだ。 家族が自殺を隠したがったら、国内メディアも世論も遠慮をして、これほどニュースにしたり、話題にできなかっただろう。 王女とベン氏は2016年に離婚したが、2人の間には3人の子どもがおり、王室との交流は続いていた。 ベン氏には新しい彼女がいたが、クリスマス期間はルイーセ王女と子どもたちとも過ごす予定だったそうだ。 義理の息子であった男性の死に、国王は悲しみを隠すことをしなかった。 それでも、毎年恒例の大晦日の生中継スピーチをしなければいけなかった国王の義務に、同情する声も多かった。 王は、心の病気