カネミ油症事件(カネミゆしょうじけん)とは、1968年(昭和43年)、カネミ倉庫が製造する食用油にポリ塩化ビフェニル(PCB)などのダイオキシン類が製造過程で混入し、その食用油(「カネミライスオイル」と呼ばれた[1])を摂取した人々やその胎児に障害などが発生した、西日本一帯における食中毒事件である[2]。 PCBが混入した脱臭塔の模式図 ライスオイルの脱臭過程で熱媒体として使用されていたカネクロール (PCB) が配管より漏洩し、ライスオイルに混入した 福岡県北九州市小倉北区(事件発生当時は小倉区)にあるカネミ倉庫株式会社で作られた食用油(こめ油・米糠油)[注釈 1]「カネミライスオイル」の製造過程で、脱臭のために熱媒体として使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が、配管作業ミスで配管部から漏れて混入し[3][4]、これが加熱されてダイオキシンに変化した[5]。このダイオキシンを油を通
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