ルーマニア王カロル1世が用いたボンボニエール ヨーロッパのさまざまなボンボニエール ボンボニエール(フランス語: Bonbonnière)は、もともとボンボン(Bonbon、糖衣菓子・砂糖菓子)を入れる菓子器を指す語[1]。「ボンボン入れ」[1]。同様の菓子器を指す言葉にドラジュワール(Drageoir)があり、こちらはドラジェ(Dragée。本来はアーモンドの糖衣菓子で、ボンボンの一種に含まれる[2])から来ている。 ヨーロッパでは子供の誕生や結婚などの慶事に際して砂糖菓子が贈られることが多く[3]、菓子器にも記念品としての性格が生じて、装飾性の高いものが生み出された[4]。またここから転じて、祝い事に贈られる小物をボンボニエーレ(bomboniere)[5]、ボンボニエーラ(bomboniera. イタリア語由来)とも言う。 日本では近代以降、宮中宴会の記念品(引出物)として配布される