2016年6月26日のブックマーク (4件)

  • 『未来国家ブータン』 - HONZ

    高野秀行といえば、押しも押されもせぬ未確認動物探索家である。まぁ、そのような探索家をまともに名乗る人はそうそういないので、名乗ったが勝ちという気がしないでもないが、なにしろ第一人者である。『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をはじめ、それに関する書物も出版しているので、決して「自称」ではなく、れっきとした未確認動物探索家なのである。 この『未来国家ブータン』略して『みらぶ~』でも、その最大の目的は、現地のゾンカ語で「ミゲ」と呼ばれる雪男の探索だ。結果は文にある通り、と書きたいところだが、そんなもんが見つかったら大ニュースになっているはずだから、読まずともわかりきったことではある。 スポンサー付きでブータンに乗り込んだ高野であるが、正式なミッションは雪男探索ではない。さすがに、そんな酔狂なことにお金を出す人はそうおらんだろう。ブータン政府とのプロジェクトを進める友人の依頼をうけての生物資源

    『未来国家ブータン』 - HONZ
    aniram-czech
    aniram-czech 2016/06/26
    「高野とブータンの似たところなのである。他にも、独自路線を歩む、幸福度が高そう、など、けっこう高野・ブータン共通項は多そうだ」
  • 野口英世は史上最強の日本人探検家!

    高野秀行公式サイトへようこそ。 ここでは私の日常模様を書くことになってるのだが、私の日常は「飲む、う、寝る、読む」の四大欲求に「書く」という義務がささやかに付け加えられているだけで、さして見栄えはしない。 なので、てきとうにその都度感じたことなどを書くことにする。 初回は時節柄、野口英世について。 私は世間に疎いので野口英世が新しく千円札になるなんて、全然知らなかった。 新聞でそれを知って驚いた。というのも私は前々から野口英世に強い関心を抱いていたからだ。 偉人としてでも医学研究者としてでもない。 彼は「探検家」だと私は思っている。 それも「史上最強の日人探検家」だ。 そもそものきっかけは、「どうしてオレのやってることは評価されないのか?」という疑問、というか腹立ちからはじまった。 アフリカ・南米・アジアのを日で売ることは難しい。 以前、足掛け六年もかけてビルマ(ミャンマー)のワ州

  • 2015年読んだ本ベストテン<ノンフィクション>

    今年はブログをほとんど書かなかった。 というか、最近はブログがあったことすら忘れていた。 とても余計な文章を書く余裕がなかったのだ。 でも、年間ベストテンだけはやっておきたいと思い直した。 私のも年間ベストに選んで頂いたからだ。 『恋するソマリア』は読売新聞でノンフィクションライターの渡辺一史氏が今年の3冊に、 そして「ダ・ヴィンチ」では2015年のエッセイ・ノンフィクション部門で8位に、 『世界の辺境とハードボイルド室町時代』は日経済新聞で井上章一氏が同じ今年の3冊に、 さらに鴻巣友季子さんも週刊ポストの「『日とは何か』『日人とは何か』を考える2015年の一冊」に、 それぞれ選んでいただいた。 選んでもらうのはやっぱり嬉しいものだし、売上げにもつながる(と思いたい)。 ならば、私も今年読んで「この当によかった。ぜひみなさんに薦めたい」というを選ぶべきではないかと思ったのだ

    aniram-czech
    aniram-czech 2016/06/26
    全部おもしろそう
  • 次のクレイジージャーニーはこの人だ!

    世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている人なのか説明できない」という人がいる。残念ながら私もそういう一人と目されているようだ。 ところが最近、自分がTBS「クレイジージャーニー」に出演することになり、過去にどんな人が出演しているのかチェックすると、実にそういう「説明できないユニークな人」が多いことに気づいた。 北極専門の探検家、奇妙な景色やモノを探して世界中を旅している人、誰も入ったことのない洞窟だけを探検しつづける人……。 みなさん、ものすごいこだわりをお持ちだし、行動力や気力は常人離れしているが、どうしてそんなことに情熱を燃やせるのか、端から見ていてもさっぱりわからない。 クレイジージャーニーにはそんな人ばかり登場する。 逆にいえば、そういう人は「クレイジージャーニーの人」とくくることができる。 これは画期的なことだ。今まで分類できなかった人々を集めて、一つの