以前より私のところにはあちこちの出版社やテレビ制作会社・テレビ局より企画が持ち込まれているが、今年に入ってその数はどんどん増えている。講談社ノンフィクション賞受賞でまた新たに企画が来はじめている。 問題なのは、今年何回そういう新企画について打ち合わせをしたかわからないが、 最初から成立しない企画があまりに多すぎる。 相手の問題もあるし、私の方が自分の立場や仕事を説明しておくべきという部分もある。 遅まきながら、基本的な事柄をいくつかご説明したい。 1.現在決定している企画 ◎アジア納豆紀行 これは某社の雑誌で連載が決定している。ただし、今回は単なる私的旅行であり、 タイに来たついでに下見しておこうという程度のもの。だから版元が決まっていると書かなかったが、 複数の編集者から「うちでやりませんか」と打診されてしまった。 そういう編集の方には無駄な企画構成や社内根回しを強いてしまった可能性が高