相次ぐ女性暴行事件に死刑も適用という厳罰化を決めたインドで、今度は旅行中のスイス人女性が夫の前で集団暴行を受け、20人が拘束されました。 インド中部のマディヤプラデシュ州で15日、スイス人女性が夫との自転車旅行中に野宿していたところ、集団に襲われました。地元警察は容疑者20人を拘束しました。女性は病院に運ばれていて、捜査が終わるまで夫と現地にとどまるということです。インドでは女性への集団暴行事件が多発していて、被害者が殺害されるケースもあり、厳格な法の適用を求める市民運動が広がっています。 市民:「毎日10件から12件もこのような事件が起きている。政府は全く対応してくれない。恥だと思うべきだ」 インド政府は、女性への暴行罪の最高刑を死刑に引き上げるなど厳罰化する政令を発効させていますが、こうした事件は後を絶たないのが現状です。