長野県東御(とうみ)市といえば、ワイン好きの人ならばピンとくる方が多いのでは? そう、東御市は注目の国産ワインの生産地。飯綱町や高山村、小諸市など千曲川流域に広がる「千曲川ワインバレー」の中核都市として知られています。今回ご紹介するのは、この東御市にある民泊「清水さんの家」です。 (文・写真:こだまゆき、トップ写真は垣根仕立てのブドウ畑) 空き家を改修して生まれた民泊施設「清水さんの家」 東御市には近年、全国からワイン用ぶどうの生産者が次々と集まり、個性豊かなワイナリーが点在するようになりました。そんなワインシティーへのきっかけは1991年に、画家でエッセイストの玉村豊男さんが移住し、その後ワイン用ぶどうの苗木約500本をこの地に植えたことに始まります。玉村さんがオーナーをつとめる「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」は、自家栽培の野菜やハーブを使った料理とワインが楽しめ、