MSIのGF75 Thinは、ゲーミングノートPCのスイートスポットである実売価格10万円台半ばの製品だ。同じ価格帯には多くのライバルがいる中、GF75 Thinは大画面の17.3型、120Hzパネル、Thinの名のとおりスリムな筐体といった点で存在感を放っている。 ノートPCでは17.3型というと最大級のサイズにあたる。ただし狭額縁パネルの採用が進んだ今、それまでのベゼルの太かった時代と比べるとひと回り小さな筐体となり、価格の点を除けば据え置きノートPCとして受け入れられやすい下地はできている。 あらためてGF75 Thinのサイズを見ると397×260×23.1mm。幅は太ベゼルだった頃の15.6型ノートPCよりもまだ少し大きいが、以前なら120cm幅の作業机の上で存在感を放っていた17.3型ノートPCも、このサイズならほかにモノを置いても余裕のある印象に変わった。そして得られる大画面