医療・介護従事者による対象者(患者さん・利用者さん)への不適切な言葉づかいについては、これまでの記事でも度々取り上げてきました。 ごく例外的な場面を除いて、対象者への敬語の使用は必須であるというのが私の考えですが、一向に無くなることのない「タメ口」について、その要因を改めて考察してみたいと思います。 《スポンサーリンク》 1.タメ口が無くならないわけ 1)エネルギー節約理論 2)生活空間における意図的な敬語崩し 2.精神論よりもシステマティックな接遇教育を 3.さいごに…自己分析を怠らないこと 1.タメ口が無くならないわけ 医療・介護職員のタメ口が横行する理由については、いくつかの記事で述べてきました。 ①タメ口の方が語句が短く伝わりやすい ②「世話をしてやっている」という上から目線 ③「親しみを込めている」という勘違い ④敬語の勉強不足(接遇教育の不徹底) 私の考えを大雑把にまとめると以