はてなブログの今週のお題は「最近おもしろかった本」だそうですが,たまたま数日前に読み終えた本が大変興味深いものであったので,今回はこのトピックに沿ってその本の書評記事を書きたいと思います.たまにはこうやって「お題」に乗ってみるのも悪くないでしょう. さて,ということで今回取り上げる本はこれです. 巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト (ブルーバックス) 作者: 武村政春出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/02/20メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る ブルーバックスです.だいぶ久しぶりに手に取りました(そもそも縦書の本が久しぶり……).というのも,私は元々ウイルス学に興味を持っている上に,この巨大ウイルスに関するテーマは「生物とは何か」という生物系の人間ならおそらく誰もが一度はぶち当たる大問題に一石を投じる大変興味深いものであるため,書店で
![巨大ウイルスから考える「生物の定義」と「真核細胞進化の謎」 - 0番染色体](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cfe2b4ecec3fe2eba9afcfe4b0451d5dbc03e37d/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51EvZl%2BSSZL.jpg)