5月も「短歌の目」に参加したので、作歌の過程と解説と反省、裏話などを書いてみたい。 冒頭の太字部分は最終的な完成品を示している。 【前編】はお題の1~5まで。 1. うぐいす うぐいすの声の届かぬ視聴者に不意を打ちたる字幕「VOW!WOW!」 ↓ 本物のうぐいすの声をほとんど耳にしたことがないので、「口から変なものが出てきたら面白い」といったアプローチしか思いつかなかった。 うぐいすの口から奇跡の大音響中心部の死者重軽傷者は数百万人 うぐいすの口から奇跡の大音響驚きのあまり頭痛肩こり癌が全快 うぐいすの口から奇跡のダミ声す頭痛肩こり癌も全快 しかし、このような発想で別の誰かが短歌を書いていたら、それを読んだ自分はどのような感想を持つだろうか……?たとえば某さんや何々さんが詠んでいたとしたら……、と考えると、あまり良い点はつけないだろうなという気がした。 要するに退屈なので、少し角度を変えて
気まぐれシェフの笛 ~痴れ具巻き~ (きまぐれしえふのふえしれぐまき) 【解説】気取った喫茶店やレストランのメニューに「きまぐれ◎◎」という名前の食べ物が混ざっていたりする。注文するのが恥ずかしいので何とかしてほしい。しかしこの「痴れ具巻き」といういやらしい字面には魅力を感じてしまう。 気まぐれ大オレンジ!スイス人レオ「お、お、俺、具巻き!」 (きまぐれおおおれんじすいすじんれおおおれぐまき) 【解説】スイス人もきまぐれ大オレンジにはびっくりして、どもってしまったのであろう。 気まぐれ音頭でドン!「俺、具巻き!」 (きまぐれおんどでどんおれぐまき) 【解説】大ヒット曲「気まぐれ音頭」の勢いで、つい注文してしまったようだ。 気まぐれ策士・拉致やんや!ちらし腐れ具巻き! (きまぐれさくしらちやんやちらしくされぐまき) 【解説】「拉致やん」というあだ名はシャレにならない危なさを秘めている。拉致や
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く