JINSEI STORIES 滞仏日記「危険な運転をしている車を注意し、クラクションガンガン鳴らされるの巻」 Posted on 2021/03/10 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、今日はマレ地区のチョコレート屋「レトロワ・ショコラ」に日曜日(3/14)の地球カレッジの回線チェックに出かけた。 駐車スペースが無く、ぼくは車に残り、スタッフさんがお店の人とチェックをやった。その戻り道、サンルイ島から左岸の大通りに入るところで、右に行くのか左にいくのかふらふら運転している危ない車があったので注意を促すためにクラクションを一度鳴らした。 その車は交差点の真ん中で立ち往生していた。 ぼくは右折しスタッフらをサンミッシェル駅で降ろそうとしていたら、さっきの車が猛スピードで追いかけてきて、何台も車を抜いて、信号待ちしていたぼくの後ろに、ぶつける勢いでピッタリくっつけて、クラクションをガンガン鳴らしだ