あなたは将来、何歳まで働く予定ですか? 先日、公開されたOECD(経済開発協力機構)による年金制度の調査ではこの問いに対し、日本人が他の先進国に比べて、高い年齢まで働き続けている状況を報告しています。 同調査では、先進国における平均的な国民の退職年齢(実効退職年齢)を調査しています。 日本では男性が69.1歳、女性が66.7歳と、先進国の平均である男性64.2歳、女性63.6歳に比べて、3-5年も平均的に長く働いていると推計しています。 国ごとに見た平均退職年齢 OECDはこの結果を、高齢化が進む社会の中で、働くことで生活費を稼ぐことができる好ましい傾向である、と述べています。 ただ、実際に働く側からすれば、日本の高齢者は、特にイタリアやフランスの高齢者と比べると5-10年近く長く働いており、なんだか損しているような、そんな気になるものかもしれません。 一方で、お金の運用に関しては異なる側