元ラディアホールディングス傘下の人材派遣業「ラディアホールディングス・プレミア」(旧商号:クリスタル)は、5月21日付で東京地方裁判所より特別清算の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。 京都市で1974年に設立された同社は、1990年に商号を「クリスタル」へ改称し人材派遣事業を拡大。好況期には200億円近い年間売上を計上するなど、同業大手として積極的な展開を見せていました。 しかし、その後は税務上の問題や偽装請負等が表面化し信用が失墜。2006年11月にはラディアHD(旧グッドウィル・グループ)の傘下入りしたものの、2009年9月にはラディアHDが事業再生ADR手続を申請したことで経営の後ろ盾を失い、今年4月には解散を決議していました。 帝国データバンクによると、2009年6月期末時点での負債総額は約73億5300万円。 大型倒産速報 | 帝国データバンク[TDB] 「国内倒産