札幌市は10日、感染しやすいとされる新型コロナウイルスの変異株のクラスター(感染者集団)が市内の食品関連会社主催の集会で発生したと発表した。北海道で変異株が確認されたのは初めて。新型コロナ感染者は30~90代計25人で、このうち13人が国立感染症研究所の確定検査で英国型変異株と確認された。 変異株と確定した13人は、これまで疑い例とされていた札幌市の12人と小樽市の1人。札幌市は残る12人の感染者についても変異株に感染したとみなし、25人全員を入院させた。 同市によると、集会は2月22~24日の3日間、ビルの1室を借り上げて講話と食品の物販が行われ、高齢者が多く参加していた。 講話などのため、道外の変異株が確認されている地域から訪れた関係者が27日に陽性と判明。市が濃厚接触者らを検査したところ、従業員3人と参加者21人、関係者1人の計25人の新型コロナへの感染が確認された。 同市は集会の参