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書評に関するanselのブックマーク (4)

  • この本がスゴい2008

    今年もよい出会いがあり、それはあなたのおかげ、とても感謝しています。 ここでいう「あなた」とは、親切にもコメント欄よりオススメいただいたアナタだけでなく、某所で罵倒しまくってたキミも含まれる。なぜなら、「○○がスゴいんだってーフフン、じゃぁ△△読んでないだろ」なーんて教えてくれたから。 ありがたいのはまさにソレ、「そんならコレを読め」と言ってくれる方は、○○も△△も読んでる。わたしが知らない△△を、わたしが読んだ○○から教えてくれるのだから、これほど有益なものはない。 わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる所以はここにある。反面、これができずに唯我独尊を貫くと、非常に限定された世界の読書王となる。なまじ蓄積があるだけに、外からのアドバイスが受け入れられず、読書はすべて自意識の確認作業となる。気の毒だけど、よい反面教師だ。この道は、いつかきた道。わたし自身が陥らないよう、用心用心

    この本がスゴい2008
    ansel
    ansel 2008/12/02
  • P&M_Blog ベルンハルト・シュリンク 朗読者

    livedoorブログに移転しました。URLはhttp://blog.livedoor.jp/piaa0117/です。 15歳だったぼくは、20歳以上年上のハンナに恋をする。恋は彼女の失踪で終わるが、数年後法科の学生になったぼくの前に、ハンナが再び現れる。ナチスの協力者、戦争犯罪者を裁く裁判の被告として… ドイツの作家シュリンクによる作品。主人公ミヒャエルの一人称で書かれている。以下激しくネタバレ。 古屋でなんとなく惹かれて手に取った作品である。昨日読み終わったのだが、今もこの250ページ足らずの小説が私の頭の中にこびりついている。強烈な印象を残すこの小説はさまざまな読み方が可能な作品だと思う。感想を書き記すのもとても難しい作品だ。 人がどれだけ人を理解できるのか、理解できないとしたらどこにその境界はあるのか、という物語でもある。 ナチスの犯罪に、心ならずも加担せざるを得なかった人間の物

    ansel
    ansel 2008/09/11
    。「他人がよいと思う事を自分自身がよいと思う事より上位に置くことはない」
  • こころ 1

    12. こころ 1 漱石は「虞美人草」までの初期作品でエリートインテリの社会に対する批判意識を肯定的に描写した後、「門」までの作品でその批判的な意識がエリートインテリの社会的孤立を反映した精神であることを明らかにし、「彼岸過迄」から自己の社会的な孤立と無力を意識化する過程を描写した。「こころ」によってインテリの自己否定的な精神が完結するとともにインテリ精神は自己の質の認識という歴史的な意義を獲得する。 漱石は「先生と私」で先生の生活の外面的な観察を描写し、そこに現れた矛盾を先生を理解する鍵として与えている。 まず先生は「私」に対して静かで淋しく近づき難いと同時に近づきたいという印象を与えたとされている。初期作品では世間に対する超然とした態度は外界に対する高さを意味しており、それが特別の印象を与えるものとして描かれていたが、ここでは先生の超然とした態度は外界との断絶を意味しており、先生が世

  • 顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: 児童性愛者_ペドファイル ヤコブ・ビリング著 中田和子訳

    写真の、ではなく、実際のモニカを探し出すまでのくだりは、まるでミステリーのようだった。そのスリリングな展開には不謹慎ながら魅了された。つまびらかにされてゆくのはおぞましい現実だが、次第に謎が解けていく快楽、高揚がそこには確かにあった。ドキュメンタリーだけれども、文体は小説っぽく、それが尚良かったのかもしれない。ノンフィクションノベル風というか、短編小説のような味わいがある。でもこれはフィクションじゃない。すべて事実だ。やがて明らかになるモニカの過去と現在は、味わいだのなんだのと呑気なことを言っていられない、過酷さと悲劇に満ちている。彼女と、同じフィルムに収められているアグネス、マリン、そして中年の男女はいったいどこの誰なのか____ 写真の持ち主ベントによれば、モニカはスウェーデンに住んでいるという。ベントはモニカと、彼女が12歳くらいのときから約3年間、文通をしており、膨大な量の手紙とフ

    ansel
    ansel 2008/06/05
    『妥当なわけがあるかと思う。でも、かといって禁じてもいいのだろうか。妥当ではない、ということと、またそれは別であろう。』 よく考えてみたい。
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