欧州連合(EU)欧州委員会は12日、京都議定書が定めた温室効果ガスの2008〜12年の平均排出量の削減目標を、EUが排出量取引分も含めると大幅に上回って達成する見通しだと発表した。 議定書が定めたEU15カ国の平均排出量の削減目標は1990年レベルから8%減だが、現時点で15カ国は13・1%の削減を見込んでいる。 議定書発効後に拡大した現在のEU27カ国に対する削減目標はないが、新規加盟国12カ国のうち、10カ国も90年比で6〜8%削減できる見通し。 EU15カ国は07年は90年比で5・0%、08年は同6・2%それぞれ削減、08〜12年の平均削減率は6・9%となる見通し。(共同)