ブレードサーバや仮想化技術の登場以来、企業システムの統合はさまざまな手法で行われている。しかし、その実はといえば、ハードウェアを集約したところで止まっていたり、運用管理が統合されていなかったりといった様子であることが多い。将来的にも価値が下落しないシステムを構築するためのベストプラクティスというのは意外に企業には知られていないのが現状なのだ。 前回までは、企業がシステムの統合へと向かっている現状の背景となる課題、それに対しアプリケーションを動かす統合基盤を構築することの有効性と、それを実現するHPアダプティブ・インフラストラクチャおよびOracle Gridソリューションについて紹介した。今回は、単にハードウェアだけでなくその上にあるデータベースさらにはアプリケーションの実行環境となるミドルウェア全体を統合することを目的にシステム統合をとらえ、そのためのシステムの構成とその具体的ステップ、
交通量に見合った道路を作ったり,工場の排煙を減らす高度なごみ処理施設を建設したりする,といった基本的な都市計画がなされていない,つまり「都市基盤」が整備されていなければどうなるか。道路は慢性的に渋滞しており,たどりつくだけで一苦労。街で交通事故が発生しても救急車が現場に到達することさえままならない。工場は排煙をまき散らし,深刻な大気汚染を引き起こす──。 情報システムにも,同じことが当てはまる。豊富な機能を持つアプリケーションを開発することは確かに重要だ。だが,サーバーやストレージの性能や信頼性,ネットワークの回線速度などを無視していては,システムの品質を保つことは難しい。システム開発に携わるあらゆるITエンジニアにとって,システムの性能や信頼性などを左右する「システム基盤」の知識は不可欠だ。そこで本講座では,システム基盤を理解するための基本的な技術や用語から,実践的な開発方法論までを解説
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く