知っているようで知らないオブジェクトデータベース。その定義と必要条件から、RDBとの違いを解説します(編集部) オブジェクトデータベースとは オブジェクトデータベースとひと言でいっても、人によって定義はさまざまなのが実情だと思います。ここでは、私見を含めてオブジェクトデータベースとはどういうものであるかについてお話したいと思います。 Wikipediaでオブジェクトデータベースの記述を参照すると、現時点の最大公約数的なオブジェクトデータベースの定義を垣間見ることができます。冒頭に最もシンプルな説明がありますので、引用してみます。 これはとても分かりやすい説明ですが、この記事を読まれる人にとっては少し粒度が高すぎると思いますので、本記事ではもう少し補足していきましょう。 永続化と直列化:オブジェクトデータベースが持つべき必須条件 まず、オブジェクトデータベースに関連深い言葉をいくつか解説して
工事進行基準導入でIT業界が変わる!? IT業界で、「工事進行基準」という言葉が盛んに聞かれるようになってきました。富士通、野村総合研究所、NTTデータ、日本ユニシス、三井情報など、ソフトウェア業界の超大手が取り組んでいるといわれ、ただならぬ感じがします。 実はこの「工事進行基準」、単なる流行語ではありません。ソフトウェア開発をなりわいにしている会社は、2009年4月までに何らかのアクションを起こさないと、場合によっては業界で生き残れなくなる可能性すらあるのです。また、ソフトウェア開発を依頼する側(ユーザー側)にとっても対岸の火事では済まされません。いままでの業界慣行が大きく変わるかもしれないのです。 しかし「工事進行基準」の実態を知っている方は、まだ少ないようです。そこで、初めて聞いたという方にも「工事進行基準」がどのようなものか、そしてなぜ騒ぎになっているのかが分かるよう、簡単な言葉で
ネットワーク設備やシステムリソースなどを事前に用意しておき、ユーザーの要求に応じてそれを割り当てて迅速にサービスの提供を行うこと。使用を停止したユーザーからリソースを回収し、別の要求に割り当てることを含める場合もある。特に最近ではそれを自動的に行う技術やソリューションを指すことが増えてきた。 provisioningは、供給/準備/設備/引き当て(すること)などを意味する言葉で、例えば軍事行動や長期の旅行・航海などで必要な物資(特に水や食糧)を用意・補給することをいう。情報通信の世界では、通信事業者が顧客からの回線サービス提供の求めに迅速に対応するため、あらかじめ回線設備や通信帯域を準備しておくことをいった。その後、サーバやストレージベンダが顧客(インターネット事業者など)の要求に対してハードウェアを即座に供給するために、必要な資源をまとめて用意・割り当てておくことをいうようになり、やがて
データセンターの利用をいつ、どう判断するか:間違いだらけのデータセンター選択(1)(1/2 ページ) 企業が最適なITインフラを構築するために、データセンターをどう活用できるかを考える新連載の第1回目は、サーバを自社ではなくデータセンターで運用する判断に至るポイントについて説明する。 ITは社会のあらゆるところまで浸透し、企業活動にも欠かすことのできない存在となりました。しかし、ITインフラを安定的に運用することは困難を極めます。特に、自社でサーバやネットワークの管理をすべて実施することは、ネットワーク技術者の養成やネットワーク管理運用のためのコストなどを考えると相当な負担となり、セキュリティの面でも大きなリスクを負うことになります。 現在ではこうしたニーズを受けて、多くのデータセンターサービスが提供されており、これらをうまく組み合わせて使うことで、自社運用に比較して運用負荷やコストをかな
Webビジネスの立ち上げ、ステップバイステップ(5): リリースまでのアクションプランを作成する 前回「Web事業の投資対効果を算出する」は、新たに立ち上げる事業の投資対効果を算出する具体的な方法を解説した。それらのデータを踏まえ、今回はサービス実現までのアクションプランを作成する。(2008/3/11) Webビジネスの立ち上げ、ステップバイステップ(4): Web事業の投資対効果を算出する 前回は「サービス内容を詳細化する手順」まで解説した。ある程度事業の形が見えてきたが、これらの事業の投資対効果はいかなるものなのか? 今回はその計算方法などを解説する。(2008/2/5) Webビジネスの立ち上げ、ステップバイステップ(3): サービス内容を詳細化する手順 第2回「アイデアのシーズとニーズを探そう」では新規事業を考えるときのコツを検討した。今回はいよいよ事業内容の詳細に踏み込む。(2
企業でのWebサービスの実現が具体的になるにつれ、パスワード/IDマネジメントが重視されるようになり、「シングル・サインオン」がますます注目を集めている。この連載では、シングル・サインオンの実践ステップなど具体的な考え方を紹介する。また、メタディレクトリやLDAPなど「ディレクトリ統合」をキーワードとしてシングル・サインオンを実現するための技術を分かりやすく解説する。(編集部) シングル・サインオンとは何か 現在、多くの企業の情報システムは、多種多様なプラットフォームを組み合わせて利用しています。そして、それらのプラットフォーム上では多種多様なアプリケーションが動作しています。 通常、ユーザーはクライアントPC上のOSや各アプリケーションに対して、ログインの手続きを行ったうえでそれらを使用します。ユーザーは自分自身を識別するための情報(例えばユーザーIDとパスワードの組み合わせ)を提示し、
本稿は、Windows 2000 Serverを対象として、2002年9月より連載を開始した「管理者のためのActive Directory入門」を元に、Windows Server 2003向けの情報を追加し、改訂したものです。以前の連載は、以下のリンクから参照できます。 ・管理者のためのActive Directory入門 Windows 2000 Server/Windows Server 2003における最も重要な機能の1つとしてActive Directoryサービスが挙げられる。Active Directoryは、以前のWindows NTで提供されていたドメイン機能と比べると、複数のドメインが存在するような、特に大規模なネットワークにおいて、その真価が発揮されるように設計されている。Windows Server 2003では、第2世代のActive Directoryとして、
第2回 何が変わった? エッジ層を保護するISA Server 2006 高橋 桂子 NRIラーニングネットワーク株式会社 ラーニングソリューション部 (Microsoft MVP for Windows Server System - ISA Server) 2007/1/18 SharePoint公開ルールウィザード SharePointやSharePoint Portal Servicesのサイトを公開する場合、専用のウィザードであるSharePoint公開ルールウィザードを利用します。 ISA Serverの管理ツールのコンソールツリーでファイアウォールポリシーを右クリックし、[新規作成]-[SharePointサイト公開ルール]を選択すると、ウィザードが起動します。このウィザードを利用することで、Exchange Serverと同様に、SSLブリッジ、アプリケーションレベルの検査
2006/10/12 日本オラクルは10月11日、企業のファイルサーバを強化するコンテンツ管理の新製品「Oracle Content Database」「Oracle Records Database」を10月17日に出荷すると正式発表した。Windowsファイルサーバに格納することが多いドキュメントや表計算ファイルなどの非構造化データも、内部統制の義務化などでよりセキュアな環境で保存する必要があるとオラクルは主張。Oracle Content Database、Oracle Records Databaseを使うことで既存のファイルサーバが抱える課題を解決できるとしている。 日本オラクルの常務執行役員 システム製品統括本部長 三澤智光氏はファイルサーバの問題点として、ファイルサーバの乱立や、バージョン管理ができていないデータの散在、業務システムとの非連携などを挙げた。ファイルサーバの問題
2007/09/04 6月に設立された業界団体「WiMAXフォーラム」の日本オフィスは9月3日、都内で会見を開き、WiMAXフォーラムの現状や日本オフィスの紹介を行った。会見の最後には、招待講演として日本総合研究所 研究事業本部 理事・主席研究員である新保豊氏が「2.5GHz帯を巡る課題と将来展望」と題した講演を行い、この秋予定されている国内での2.5GHz帯のブロードバンド無線通信(BWA)の免許交付についての見通しについて、総務省が取りうるロジックにまで踏み込み、予想されるシナリオを展開してみせた。 世界各地で導入が進むモバイルWiMAX WiMAX Forumを代表して講演を行ったマーケティング担当副代表のモハンマド・シャクリ氏によれば、現在同フォーラムのメンバー数は約460社で、年内にも500社を超える見通し。シャクリ氏は「メンバーの構成はサービスプロバイダーがいちばん多く、コンテ
2007/08/01 テックスタイルグループのオープンタイプは8月1日、ソースコードやプログラミング情報をユーザー間で共有できるWebサイト「code*」(コードなにがし)を8月2日に開設すると発表した。オープンソースコミュニティなどに利用を呼びかけたり、テックスタイルグループが持つ技術情報1万件を投稿し、Webサイトを育てる。 テックスタイルグループ代表の吉田斉氏は、ソースコードや技術情報の技術者間の共有がないため、「ネットのサービスはほとんどが1からの手作りになっている」と指摘。「Google先生に聞く、またはメーリングリストで質問して『ググれ』と怒られる」状況になっていると説明した。情報共有がないため、開発に時間やコストが多大にかかり、独自性を生み出すその先の開発にリソースを割けない状況になっているという。 code*が目指すのは「ソースコードのWikipedia」。コンテンツは技術
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