英ロンドンで、カトリック聖職者による児童虐待に抗議し、ローマ法王ベネディクト16世の退位を要求する集会で「見て見ぬふりをするな」と書かれた紙を掲げる男性(2010年3月28日撮影)。(c)AFP/BEN STANSALL 【3月29日 AFP】枢機卿時代に米国の神父の児童性的虐待をもみ消したとの疑惑が前週報じられたローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、82)は28日、復活祭前の「しゅろの日曜日(Palm Sunday)」のミサで、信者らに流言に惑わされないよう呼びかけた。 バチカンのサンピエトロ広場(St Peter's Square)で行われたミサで法王は、相次ぐカトリック聖職者による児童虐待疑惑について直接言及することはなかったが、「イエス・キリスト(Jesus Christ)は、流言を通じた脅しに立ち向かう勇気を持つように、われわれを導いてくださる」と述べ、暗にスキ