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5月31 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) カテゴリ:アルコール認知症 大学時代に酒豪のクラスメートがいたが、彼はよく酢を飲んでいた。彼の机には酢の瓶がいつも置いてあり、コップについではガブガブと飲んでいた。彼が言うには、酢がすごくうまいのだという。しかも酢を飲むと集中力が高まり勉強がはかどるのだという(そんなことあるかいな)。 しかし、この謎が30年以上も経ってようやく解けたのであった。アルコールを飲み続けると、脳の神経細胞はアルコールの代謝産物である酢酸ばかりをエネルギー源として利用するように変化してしまうという論文が出たのである。彼は、ブトウ糖よりも酢酸を好んで消費するようになった脳の命令に従って、昼間から脳のエネルギー源として酢を好んで飲んでいたのだ。今、ようやくクラスメートの謎が解けたのであった。 ヘビードリンカーの脳は酢
左脳と右脳に役割分担が存在するのは事実ながら、「左脳は計算、右脳はクリエイティブに使われる」という説は、科学的根拠のない迷信だった! 写真提供/PIXTA よく論理的な人を指して「○○君は左脳型だよね」なんて表現することがある。これに対し、インスピレーション重視の感覚派を「右脳型」と呼ぶ。 人間の脳が左右で分かれていることはよく知られている。それぞれ役割が異なり、たとえば計算や文章執筆は左脳が担い、絵画や音楽など芸術的分野を右脳が担うという。でも、これって本当なのだろうか? 「いいえ、残念ながら、世間でいわれる脳の左右差に関する情報の大半は、フィクションですよ」 そうバッサリ斬るのは、オスロ大学心理学部の末神翔先生。一般的に長年信じられてきた説だけに、これは意外だ。 「たしかにこれまでの研究から、左右の大脳半球はそれぞれ異なる性質の情報処理を“得意”とすることが示されてはいます。し
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