『夏への扉』(なつへのとびら、原題:The Door into Summer)は、アメリカのSF作家ロバート・A・ハインラインが1956年に発表したSF小説。『ザ・マガジン・オヴ・ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション』(The Magazine of Fantasy & Science Fiction)誌に同年10月から12月まで連載され、ダブルデイ(Doubleday and Company)社から1957年に刊行された[1]。 概要[編集] タイムトラベルを扱った古典的なSF小説。小説の主な舞台は1970年と2000年であるが、初出が1956年のため、小説の発表時点では14年後と44年後の未来を描いている。 タイムマシンと冷凍睡眠という2つの時間旅行の手段を組み合わせ、過去へ未来へと行き来する男のサクセスストーリーとロマンスが希望に満ちた明るさで描かれている[2]。過去へ旅行