こんばんは。ウェールズ歴史研究家を名乗る、たなかあきらです。 舞台は5世紀前半にかけての、ウェールズ付近のアーサー王伝説をもとにした創作ストーリーです。毎週金曜日に更新しています。 ※前回の第6話 www.rekishiwales.com 運命の使者 その他 運命の使者 「ヴォーティガン様、ヴォーティガン様!」 「何だ、なにを騒いでおるのだ!」 「ヴォーティガン様、ただいま戻りました。ただいまフランスから戻ってまいりました」 「アンブロシウスとウーサーの奴を殺しに派遣した兵だな、お前は」 「はい、そうでございます」 「それで、奴らは殺すか捕らえれたのか?」 「そ、それが・・・逆に始末されてしまいました」 「なんだと? お前らは何をやってのだ! 怪しからん!」 「申し訳ありません、ヴォーティガン様。奴らは驚くほど強いです。全滅するところでしたが、私だけが脱出することが出来たのです。でも、ご安