毎年、国などへの報告書類の提出が義務づけられているにもかかわらず、提出しない宗教法人が増加している。多くが休眠法人とみられるが、実態調査や整理・統合は進んでいない。税制面で優遇される宗教法人が脱税の隠れみのとして悪用される例も後を絶たず、売買を仲介するブローカーも暗躍。国税当局も監視を強めている。代表権購入で「寄付」 「建物なし、信者なし」「譲渡価格は応相談」…。 インターネットのサイトでは多くの宗教法人が「売り」に出されている。 あるブローカーによると、代表権のみの売買は最低で数百万円。宗教法人の設立は審査が厳しいため「作るより買う方が手っ取り早い」と考える人が多いという。販売先のその後の利用方法は「知ったこっちゃない」と気色ばんだ。別の業者関係者は「売買が法に抵触する可能性があることは知っているが、企業からの需要は多い。こちらもいくばくかの仲介料はもらっている」などと話した。 そんな「
衆院選でほぼ登庁しなかったことから「公務軽視」と批判された日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は28日の定例会見で「選挙で市政の行く末が変わる。市長公務よりも選挙は重要」と反論した。さらに落選した民主党の藤村修前官房長官が選挙期間中、官邸に詰めたことに言及し、「当選しないと終わり。官房長官なんて代理に任せ、何かあったら電話すればいい」と持論を展開した。 橋下氏はこれまで市長公務と区別して「政務」と称してきた党代表代行としての活動を「政党公務」と定義。「民主主義では選挙により権力機構が作られ、その在り方で大阪市政の方向性が右に行くか、左に行くか大きく変わる」などと述べ、政党公務は行政を進める上で必要不可欠な活動であるとの認識を示した。 また橋下氏は27日に開催された関西広域連合の会合で首長と参院議員との兼職禁止規定撤廃への反対意見が出たことにも触れ、「改革を実現するには、(議員として)国会に
昨年12月8日朝、石川県金沢市の石川護国神社で、22歳の金沢大生が切腹自決した。彼は北海道出身で金沢市に住む大学4年生、Sさんであった。警察が調べたところ、腹部と首に深い刺し傷があり、近くにはナイフと透明のビニールシートにくるまれた日章旗があった。 Sさんはナイフで腹を十字に切った後、自ら頸(けい)動脈を切って自決したものと判明した。この日は小雨が降っており、国旗を濡らさないようにビニールに包んだものと思われた。彼は黒のスーツにワイシャツ姿で、靴は脱いでそろえておいてあり、同日未明に人知れず自決したものとみられた。 彼が切腹した場所は、護国神社の境内でも奥まったところにある清水澄博士顕彰之碑の前であった。清水博士は慶応4年、金沢市の出身、東京帝大出身の憲法学者で、大正天皇、昭和天皇に憲法を講義したこともあった。その後、枢密顧問官などをへて、昭和21年から最後の枢密院議長を務めた。戦後の新憲
自民党の石破茂幹事長は11日、衆院選遊説のため東京から新潟県へ行く手段に、初めてキャンピングカーを使った。 キャンピングカーは、寝台列車を愛する石破氏らしく、深夜の就寝時間を移動にも充てる「一石二鳥」を狙ってレンタルした。ベッドはもちろんトイレも完備。10日夜、党本部での緊急選挙対策会議を終え、11日午前0時過ぎに出発した。 ところが、新潟に到着するまでベッドで寝ることはなく、選挙資料を眺めていた。キャンピングカーの走行中にベッドで寝るのは道交法違反になることが判明したためだ。 しかも、新潟県内は吹雪とあって、キャンピングカーが立ち往生することを恐れ、目的地の新潟市内から数十キロ手前で伴走の乗用車に乗り換えた。結局、まとまった睡眠を取れないまま、朝7時前から新潟市中央卸売市場を練り歩いた。 それでも、石破氏は「一分一秒も無駄にしたくないのでいい交通手段だった」と満足げだった。今後、フェリー
日本維新の会代表の橋下徹大阪市長の出自を題材とした「週刊朝日」の連載問題で、執筆者の佐野真一氏が出版元の朝日新聞出版を通じて出したコメントの全文は以下の通り。◇ 見解とお詫び 報道と人権委員会の厳しい評価と重い処分が出たことを深刻に受け止めています。この件に関する私の意見を申し述べたいと思います。 まず初回で連載打ち切りの事態になり、日本維新の会代表の橋下徹氏を通じて現在の未曾有の政治的停滞状況と言論の置かれた危機的状況を描きたいという筆者の真意が読者の皆様にお伝えできなかったことが残念でなりません。 人物評伝を書く場合、私には鉄則があります。テーマとする人物の思想や言動は、言うまでもなく突然生まれたわけではありません。
5日、政府が「女性宮家」創設に向けた論点整理を公表したことを受け、宮内庁では、長年の懸案解決に向けて「一歩進んだ」と歓迎する声が上がる一方で、今後の作業が順調に進むかどうかを不安視する幹部もいた。◇ 「羽毛田信吾前長官が昨秋に説明した皇室の課題を内閣が受け止め、論点整理にまで至ったことは意義がある。今後、国民の間で一層理解が深まることを期待している」。宮内庁の風岡典之長官は産経新聞の取材に応じ、期待を口にした。 論点整理では、ヒアリングで出た具体的な提案を受け、(1)女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持することを可能とした上で、配偶者や子に皇族の身分を付与する(2)前提は同じで、配偶者や子に皇族の身分を付与しない(3)女性皇族に皇籍離脱後も皇室のご活動を支援していただくことを可能とする-の3案が示されたが、風岡長官は「内閣に検討を委ねている」と内容の評価は避けた。
細野豪志環境相が、福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)のヒアリングで「菅直人元首相は何の躊躇(ちゆうちよ)もなく『撤退はありえない』と言った。日本を救ったと今でも思っている」と述べていたことが24日、分かった。民間事故調がホームページで公開した。
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