「ノーカントリー」「クローバーフィールド HAKAISHA」そして5月公開の「ミスト」(海外盤DVDにて)を立て続けに見てしまった。 今日は公開されたばかりの「クローバーフィールド HAKAISHA」を紹介。どれも共通するのは「人間には知恵もあるし勇気もあるし愛もある。立派なもんだ。だがな……くたばるときはあっけなくくたばるんだよ!!! みっともなく! あっさりと!! ゴミのように! わーははは!!!」 という作り手の底意地の悪い主張がどれもこめられている。(一番たちが悪いのはフランク・ダラボンの「ミスト」。容易に立ち直れないほどのダメージを観客に与えるのだが後日ゆっくりと紹介)これが最近のハリウッドのトレンドというやつかもしれない。だいたい景気が悪化したり、バブルが崩壊したり、戦争が泥沼化すると、こうした「逆人間賛歌」というニューシネマでカウンターな作品が登場したりする。以下、多少ネタバ