現場の人間が言うのもどうかと思うが、医者に殺される事は本当に、ある。 それは能力不足だったり勘違いだったりするのだけど、9割の患者は知る事もなく仕方ないよね、で済まされたりする。 しかしそれを言おう物なら自分が食えなくなってしまう、悲しいけどこれ現実なのよね。 ちなみにここ数ヶ月、そんな殺されかけてる人が手遅れ寸前になって次々と担当になってたりする。 今回はそんなお話。 緩和ケア希望の末期癌患者がやって来た。 信じられない事だが7日の間、点滴を受けていただけで麻薬、内服の調整は一切無し。 泊まり勤務の時にカルテを見返していて、あまりの杜撰さに驚いた。 聞けばもう飲食すらままならなくなっているらしい、それを見て何も働きかけなかったスタッフ一同は医療に関わる資格はない。 残り間もないならどうしてそこで少しでも苦痛を取り除かなければという意識が湧かないのか。 自分が担当ではないから、どうでもいい