福岡県の大牟田市動物園にこの冬、新しい仲間が加わる。メスのアムールヒョウ(10歳)の「ポン」で、神戸市立王子動物園から無期限での借り受けが決まり、大牟田市が発表した。九州で飼育されるただ1頭のアムールヒョウになる。年明け以降に一般公開される予定だ。 市によると、アムールヒョウは、極東ロシアを主な生息地とする世界で最も北にすむヒョウだ。普通のヒョウより斑紋が大きく、体毛が密集しているのが特徴。毛皮目的の乱獲や環境破壊により、野生で確認できた個体は50頭程度にとどまるほど激減、絶滅が危惧されている。 王子動物園には、ポンのほか、アムールヒョウのカップルがいて、本格的に繁殖を進めるにはスペースの確保が必要なため、ポンを他の動物園に移す判断をしたという。一方、市動物園では、10月にユキヒョウの「スピカ」が熊本市動植物園に戻り、肉食獣舎が空いているためポンの受け入れを決めた。 ポンは28日朝、大牟田
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