近年、ネオクラシックバイクがブームです。デザインの大きな魅力である「渋いバイク」はどこから想起されているのか? その源流であるクラシックバイク「SR400」のパーツ構成を交えつつ探ってみましょう。 1.純然たるクラシックバイクは、いまやSR400のみ 「クラシック」や「ネオクラシック」というカテゴリーに、これといった決まりはありません。しいて言えば、80年代以前のスタイルやデザインを残している、感じさせるということでしょうか。いま人気の「ネオクラシック」バイクは、いわゆるクラシックバイクの雰囲気を漂わせていることが、そのカテゴライズの条件となっています。 では、クラシックバイクの雰囲気を醸し出しているものは何でしょうか。今回は、ファイナルエディションが発売され、大人気となっているヤマハ「SR400」を題材とします。SR400は初登場の1978年以来ほとんど変わらぬスタイルを維持しており、各