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ブックマーク / note.com/masakadokawata (2)

  • 「利己的遺伝子」の誤解を招かない使い方|河田 雅圭

    一般に使われている「利己的な遺伝子」は、「生物の様々な性質は、遺伝子が自らのコピーを残すのに都合が良いように進化させた結果である」ということを分かり易く表現したものだ。これは、リチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』という一般向けので示した一つの見方である。しかし、進化学では、ドーキンス流の「利己的遺伝子」とは少し意味の異なる「利己的遺伝因子」の意味で使われることが多い。ドーキンス流の「利己的遺伝子」の見方がなぜ進化のプロセスを考える上で、誤解を招きやすいかを解説する。 記事を修正・加筆した記事が、以下の新書の第3章に収録されています。 「利己的遺伝子」とは「恋をするのも、争うのもすべては遺伝子の思惑通り?」これは2022年科学道100冊に選ばれたリチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」(1)の紹介のタイトルである。このような表現は、生物のあらゆる性質は遺伝子にとって有利に進化した結

    「利己的遺伝子」の誤解を招かない使い方|河田 雅圭
    apfel3000
    apfel3000 2023/08/03
  • 犬はなぜ多様に進化できたのか:祖先の遺伝的多様性の役割|河田 雅圭

    犬は、他の家畜動物に比べても、大きさ、形や色のパターン、行動など非常に多様な性質を持っています。「このような多様な性質をなぜ進化させることができたのか」について、最近発表された3つの論文を紹介しながら、解説しました。 ダーウィンと犬の進化 ダーウィンは、犬を大変愛し、彼の進化論は、犬なしでは誕生しなかったといわれている(1)  。同じ種内で、犬は、大きさ、形や色のパターン、行動など非常に多様な特徴を持っている。様々な性質をもった犬の品種(犬種)は、人為的な選択によって創り出された進化の結果であると考えられる。しかし、他の愛玩動物や家畜動物に比べても犬の多様性は高い。人間が関わっているとはいえ、なぜ、このように多様に進化できたのだろうか。 ダーウィンの進化論から約160年後、ようやく、犬の進化の具体的なしくみが明らかにされつつある。それは、多数の犬のゲノムデータや行動、形態、色などの様々な性

    犬はなぜ多様に進化できたのか:祖先の遺伝的多様性の役割|河田 雅圭
    apfel3000
    apfel3000 2023/07/31
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