米シリコンバレーで活躍する、日本のベンチャー企業「Tokyo Otaku Mode(トウキョウ・オタク・モード)」をご存知だろうか。漫画やアニメ、ゲームといった日本のオタク文化のニュースを集めて英語で発信し、日本のサブカルに傾倒するファンの熱烈な支持を受けている。彼らの開設するフェイスブックページには、約580万の「いいね!」がついており、日本人が運営するフェイスブックページでは圧倒的なトップに立つ。ユーザーは海外からが99%を占め、今も1日1万5000人以上のペースでファンが増え続けている“お化けサイト”だ。 1年半前に始動したばかりのベンチャーが、その名を一躍業界に知らしめたのは今年、シリコンバレーの著名エンジェルファンド「500スタートアップス」から出資を受けたことにある。さらに、8月にはマサチューセッツ工科大学メディアラボ所長である、伊藤穣一氏がアドバイザーに就任したことも話題を呼
「掛け持ち」という言葉がある。辞書には「職業や任務、仕事を2つ以上同時にもっていること」とある。 厳しさを増す昨今の企業環境の下では、2つや3つの業務を掛け持ちしている社員は珍しくないだろう。ただし、仕事の兼務の是非については、私の周囲ではあまり肯定的な意見を聞かない。曰く、複数の仕事を兼務すると、業務負荷が増して集中力が分散し、結果的に仕事の品質が落ちる。なるべくなら、仕事は1つに集中させた方がいい。そんな考えが一般的だろう。 ところが、先日、これとは真逆の現象に出会った。本業の任務との掛け持ちで結集し、試行錯誤を重ねながら、ついにはヒット商品を生み出した仕事人がいた。仕事の掛け持ちが、逆にイノベーションを誘引したのである。今回は、そんな興味深い取材のエピソードをお話したい。 50万冊売ったスマホ対応ノート 文具大手のコクヨS&Tが昨年9月に発売した「CamiApp(キャミアップ)」とい
好調な携帯電話事業の裏で、通信量の増大に苦しむソフトバンク。設備増強を急ぐ一方、水面下ではあるプロジェクトが進行中だ。通信設備の一部をNTTに頼り、逼迫する通信量の緩和を図ろうとしている。 「麗しき誤解のうちに、他人の褌(ふんどし)を借りて勝負する」 今年7月、ソフトバンクの孫正義社長は出演したテレビ番組内で、こうコメントした。真意はこうだ。「他人の褌も借り慣れて、借り倒せば、借りるのがうまくなる。それも才能のうち」(孫社長)。出版、ソフト流通、ブロードバンド(高速大容量)通信…。ソフトバンクはこれまでも、様々な市場で特定のパートナーを足がかりにしながら、業績を伸ばしてきた。その“お家芸”とも言える戦法を、通信インフラで再び発揮しようとしている。相手は、NTTである。 NTTのインフラ更改を虎視眈々 8月末に、携帯電話加入契約数が2314万件にまで増え、累計の契約シェアが20%を上回ったソ
日経BP社・日経ネットマーケティングはこのたび、企業の人気Twitterアカウントの担当者を対象とした「企業のTwitter活用実態調査」を実施した(記事の最後に調査概要)。今回から3回にわたって結果を報告する。第1回はTwitterの運用を支える体制を中心にまとめる。 本調査はフォロワー数が1700人を超える企業Twitterを中心に調査を依頼した。投稿を担当する人数を尋ねたところ、「1人」が49.2%(図)。裏を返すと半数近くが複数人で投稿を担当していた。 所属部署を尋ねると、「マーケティング」が35.4%と最多。しかし、「広報」が20.3%、「広告・宣伝」が19.0%、「営業」が15.2%と多岐にわたっていた。そのほかには、Webサイトの編集部といった部署が多かった。 Twitterの運用上で問題になることが多いのは投稿内容のチェック。ブログよりも短い文章を、高い頻度で投稿するため、
コンタクトレンズ・メーカーのボシュロム・ジャパンは2010年5月10日、iPhone上でレンズ交換や定期検査のスケジュール管理を行えるアプリケーション「iコンタクトレンズ・ナビ」を公開したと発表した。アップルのアプリ配信サービス「App Store」で無償配信する。 利用者がアプリ上でコンタクトレンズの交換間隔を設定すると、次回の交換までの残り日数をアプリのトップ画面に表示する。交換日の当日にはiPhoneのホームスクリーンバッジを表示し、プッシュ通知で交換を促す。またコンタクトレンズを安全に使うための定期検査の履歴を過去5回まで記録し、前回の検査から経過した月数/日数もアプリのトップ画面に表示する。 これに加え利用者が使っているコンタクトレンズの種類やレンズ名、度数などのデータを記録、表示する。かかりつけの眼科や販売店の連絡先も4施設まで記録できる。このほかWebブラウザーを介してコンタ
このコラムについて 最大140文字のつぶやきツール「ツイッター」をビジネスに使う企業が急速に増えている。朝日新聞、毎日新聞などのメディアから、無印良品、カトキチ、ユニクロ、ソフトバンクなどのアカウントで企業がつぶやきを日々投稿している。 「そろそろツイッターを使わないとまずいかもしれない」――。そう考えた時に企業が直面するのが、「何をつぶやけばよいのかわからない」「企業の公式アカウントで炎上したら大変だ」といった不安ではないだろうか。そこで3月4日発行の新刊『ビジネス・ツイッター』で登場する事例とともに、著者のシェル・イスラエル氏が勧めるビジネス・ツイッター術を紹介しよう。 記事一覧 記事一覧 2010年4月6日 ツイッターでのリスク管理をどうするか? 「企業に役立つビジネス・ツイッター活用術」セミナー報告(3) 3週にわたってお伝えしてきた『ビジネス・ツイッター』発売記念セミナー「企業に
第1章 ロジカルシンキング入門 思考の型を知り、課題解決力10倍アップ ・基本編/ロジックツリーで分析する、仮説思考で解決策を考える、マトリックスで検証する ・実践編/強みと弱みを知る「SWOT分析」、「リターン」と「機会費用」で考える、実行力を増す「プロアクティブ思考」、目標を可視化する「数字思考」 ・「私の思考法」 マイクロソフト社長 樋口泰行さん など 第2章 図解思考術 「マトリックス」「SWOT」…で頭の中を整理する ・思考を整理する/現状分析に「マトリックス」を活用 など ・アイデアを生み出す/「編集思考素」でアイデア脳を刺激 など ・計画を立てる/ダンドリ上手になる「フローチャート」 など ・説得をする/メッセージを「面積」で伝える など ・実践編/GE流図解の技術 など ・インタビュー 吉越浩一郎さん 「思考の共有で仕事はサクサク片づく」 第3章 戦略思考術 MBAのスキル
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Amber Haq (BusinessWeek.comライター、パリ) 米国時間2007年10月8日更新 「This Is Your Brain on Advertising」 急に胸がいっぱいになったり、知らないうちにある製品がたまらなく好きになったり、食欲がわいてきたり――。広告に自分が操作されているような薄気味悪い感覚を抱いたことはないだろうか。 ところが、現実はそんなレベルではなくなっているのだ。 「ニューロマーケティング」という新しい手法が、今、欧州で注目を集めている。人間の脳をスキャンして広告に対する消費者の反応を脳科学的に分析するもの。広告がさらにパワーアップすることによって、消費者の財布の紐が緩みっぱなしになってしまうかもしれ
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