『ウサギとカメ』の話、あるじゃないですか?たぶん童話の中でもオーソドックスかつ有名な話だと思うんですけど。 ウサギがカメのことを馬鹿にして2人が競争することになり、ウサギが調子に乗って寝てたところを結果的にカメに抜かれて負けてしまうって話。 あれの教訓って、たぶん『油断大敵』とか『たとえ能力が低くても、地道に頑張ることが良い結果を生むことがある』ってことだと思うんです。 ほんで、なぜか知らないんですけど、みんなカメ側に感情移入するんですよ。 「カメ頑張れー!」ってなってる。応援席には忍者タートルズが亀メーター持ってスタンバイしてたりする。 ここで捻くれ者の沙悟浄まろ登場。ウサギとカメの間に割って、カッパ登場。 こっちからしたらね、最後、山のてっぺんで旗を掴んで喜んでるカメと、それを泣きながら見てるウサギの挿絵に対して、なにも思わずにいられないんです。 というのは、カメは一生懸命歩いて目的地