「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」代表らに対する名誉棄損を理由とした訴訟について、会の対応と方針に関する記者会見が行われた。 11月5日午後、「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」(以下、「なくす会」)が、代表らに対する名誉棄損を理由とした訴訟について、記者会見を行った。 「なくす会」は、日本の演劇界で初めて#MeToo事案の被害を訴えた、俳優の知乃氏が代表を務める。知乃氏は、10代のときに被害を受け、加害者の演出家を告発。その演出家が謝罪を行い示談した後に「なくす会」を設立した。「なくす会」は現在まで、ハラスメントの相談活動や啓発活動などに取り組んでいる。 記者会見の会場。左から馬奈木厳太郎弁護士、知乃氏、田中円氏 「なくす会」は2018年、過去に児童へのわいせつ行為によって実刑判決を受けた演出家・俳優等として活動するA氏(仮名。知乃氏への加害者とは別の人