今回からは、書ける範囲でドラマ「半沢直樹」でも話題になったJAL再建プロセスのど真ん中にいた人間の一人として、当時のことを回顧して連載してみたいと思います。本当に様々な人間模様がありました。事実は小説よりもはるかにドラマチックだったように感じます。 米国の証券会社であるゴールドマンサックスが自分の新卒からの職場だったのですが、ゴールドマンサックスでJALを担当し始めたころには、その後にまさか僕がJALの社員になって、JALの再建計画を作ったり、JALの再建のど真ん中のプロセスに関わることになるとは全く思いもよりませんでした。 僕はゴールドマンサックスに在籍しているとき、テレコムメディアテクノロジー部門に所属しており、それで前回のポストに書いたようにUSJ再建にも関わったのですが、幼少のころから乗り物オタクで、飛行機や鉄道が大好きでした。小学1年生の頃には神戸に帰京するときに乗る新幹線が楽し