押し紙については、ご存じの方も多いだろう。 この実数が表に出ると「新聞社が倒産する」レベルの内容である。 古参の保守陣営にとっては、致命傷を与えるだけの爆弾であることは、説明するまでもないだろう。 私は、押し紙の実態解明を求め、国会法に基づく請願を作成、実際に委員会に付託した過去をもつ。 併せて、新聞販売黒書の黒薮哲哉氏をご存じの方も多いだろう。 ・押し紙とは何か? 押し紙とは、実際の販売部数よりも多くの部数を、販売店に押し付ける行為を指す。 単純に無駄紙を生じるだけのように感じるかも知れないが、ここにカラクリがある。 実は新聞のビジネスモデルとは、「購読料」には依存しない。 広告量こそが収益源であり、それは部数に比例するのだ。 言い換えれば「水増しであっても部数さえ伸びれば」利益が出るのである。 ・実態解明でビジネスモデル崩壊 もしも「水増しであった部数」が発覚すれば、 そして「証明がな