国税庁の「民間給与実態統計調査」(2018年)によると、給与所得者の平均給与は441万円。正規雇用も、非正規も合わせた数字にはなっているものの、やっぱりパッと見た限り、額面としては少ないと感じざるを得ない。 前年の平均給与は432万円であり、増額こそしているが、依然として日本の労働者の懐事情は厳しい。10月からは消費税が10%になった。これによって、少なくとも増税による恩恵めいたものが見えるまでの期間は、市井の労働者の財布の紐は固くなるばかりだろう。(文:松本ミゾレ) スレ主「東京の話をしている奴は帰ってくれ」 今年1月、2ちゃんねるに「真面目に年収400が難しい時代になってきたな」というスレッドが立った。スレ主は、山形県内在住の正社員。年収は280万円だと書き込んでいる。「日本終わりすぎ」とのことだ。 正社員なのに、年収は200万円台。これではまともに働く気力が湧かないように感じてしまう