長年ウクライナで暮らしてきた日本人夫婦は、ロシアによる軍事侵攻の開始を、現地で迎えることになりました。 避難の途中、シェルターで寝る場所などを優先して用意してくれたウクライナの人たち。 「自分たちの方が苦しいはずなのに…」 そんな彼らや彼女たちに、少しでも恩返しをしたい。 日本人夫婦は、今、避難を求める人たちを、助け続けています。 (国際部記者 大石真由) 「知らん顔できない」 「自分が教えた子どもたちが苦しんでいるのに、知らん顔できないでしょう」 こう話す70代の日本人夫婦が、ウクライナから日本への避難や留学を手伝ってきたのは、これまでに4人。 入国手続きの支援、身元の保証、住む場所、仕事、受け入れ先の大学探し。彼らや彼女たちが困っていることならなんでも。 現地の求人サイトに、日本の仕事を掲載し、見ず知らずのウクライナ人の受け入れにも乗り出しています。 ウクライナの人たちを助けることが「