銀行がATMコーナーの稼働時間を相次いで見直している。有人店舗の営業時間を短縮、また無人の店舗外ATMコーナーの稼働を一時休止している。東北関東大震災に伴い、東京電力が実施する計画停電や政府の節電対策の呼びかけに応じた。 無人の店舗外ATMについては、停電などによってATMの操作中に稼働停止になっても対応に時間がかかるなど、稼働することがかえってトラブルのもとになることもある。 三井住友銀行は2011年3月22日から、首都圏を中心とする店舗外ATMを終日休止するほか、有人店舗のATMの稼働時間を9時~18時(毎月25、26日、週末前後の利用の多い日は通常通り)とする。 りそなホールディングスは傘下のりそな銀行の関東エリアと埼玉りそな銀行の店舗外ATMを3月22日から終日休止する。ただ、東京都内10か所の「りそな」と、埼玉りそなの大宮駅前や浦和駅前、長瀞町役場など利便性や利用率の高い37か所