SSDとは別に、高速なストレージとして期待され、3GB以上の大容量メモリを32bit版Windowsで活かす解決策としても注目されているRAMディスク。ここではRAMディスクの基本や実際の導入手順、使いこなし方について紹介しよう。 2009年1月、ついにDDR2 SDRAMの価格が底値となり、4GB以上のメモリをPCに搭載することが容易となったが、32bit版OSでは約3GBを超えた分が「管理外領域」となり、使用することができないというジレンマがある。そこで注目を集めているのがOS管理外領域をストレージとして使用することのできるRAMディスクだ。 かつてRAMディスクは、低速なFDDなどの代わりに、PCに搭載されたRAM(メインメモリ)の一部を仮想ストレージとして利用する手段だった。HDDをはじめとするストレージデバイスの高速化や低価格化によって、しだいに使われなくなったが、PCの基本性能