宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月5日、太陽光の入射量から計算すると-73℃ほどになるはずが、約420℃もの異常高温を木星大気にもたらす熱源がオーロラであること示すことに成功したと発表した。 同成果は、JAXA 宇宙科学研究所(ISAS)のジェームズ・オダナヒュー氏(NASA ゴダード宇宙飛行センター兼務)、米・ボストン大学 宇宙物理学センターのL. Moore氏、同・T. Bhakyapaibul氏、英・レスター大学のH. Melin氏、同・T. Stallard氏、NASA ゴダード宇宙飛行センターのJ. E. P. Connerney氏、情報通信研究機構の垰千尋研究員らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、英科学誌「Nature」に掲載された。 木星は、太陽から見た場合、地球よりも遠い位置にあり、太陽光の入射量も地球と比べると少ないため、入射量から計算すると本来の木星高層大気は