2022年、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「OMOTENASHI」と東京大学の「EQUULEUS」という2機の超小型探査機が月へと向かう。 アメリカ航空宇宙局(NASA)の大型ロケット「SLS(Space Launch System)」の試験打ち上げに同乗する2機は、キューブサットと呼ばれる10cm立方の規格で6つ分、重量は10~14kgほどだ。このサイズでも月面着陸と観測データの地球への送信、超小型エンジンによる月の向こう側への飛行や月の観測が可能になる。 超小型衛星が科学でも民間宇宙ビジネスでも利用が進む中で、信頼できる部品・コンポーネントの供給が求められている。 JAXAは“革新的衛星技術実証プログラム”や“小型技術刷新衛星研究開発プログラム”などを通じて新たなコンポーネント開発を支援しているが、NASAは「今すぐ使える部品がほしい」という要望にも応える最新技術のカタログを公表し