冲方丁の「麒麟児」を読みました。最近読書量が極端に減っていて、積読状態のものが20冊近くになっているのですが、物理的な積読ではなくKindleでの保存ですから日頃目に留まることも無く、積読している意識が無いのが災いしていますね。 冲方丁(うぶかたとう)の著作はほぼ1年前、新型コロナ感染から復活して最初に読んだ、「戦の国」以来でした。その時の下のブログを読み返してみると、この時すでにこの「麒麟児」は積読状態となっていたようで、活字離れも甚だしいですね。 麒麟児 (角川文庫) 作者:冲方 丁 KADOKAWA Amazon www.boon-senior.com その時にも書いたとおり、冲方丁はSF・ファンタジー作家として世に出たのですが、かなり若向きという印象で、ちょっと手にする気にはなれないでいました。私が彼の読者となったのは最初の時代小説「天地明察」からで、この作品は元V6の岡田准一主演