日本が準決勝で台湾に65-58で勝って決勝に進出し、五輪出場権獲得へあと1勝と迫った。1次リーグ全勝で1位通過の日本は、同4位の台湾の厳しいディフェンスに苦しみ、第3クオーター(Q)を終えて43-46とリードを許した。しかし、第4Qに本川紗奈生(シャンソン化粧品)らの活躍で逆転し、粘る相手を振り切った。準決勝のもう1試合は中国が韓国に60-45で快勝した。5日の決勝で日本は中国と対戦し、勝てば3大会ぶりの五輪出場が決まり、負ければ来年の世界最終予選へ回る。 7点差での勝利を告げる試合終了のブザーが鳴っても、日本の選手の表情はこわばったままだった。台湾とは8月の強化試合を含め、この1カ月で5度目の対戦。これまで全勝だった相手に、一発勝負で思わぬ苦戦を強いられた。内海監督は「なかなかすんなりとはいかないですね」とぼやいた。 第1Qは23-11と先行したが、第2Qからは散々な出来だった。単調なパ